ずいぶん古い話ですが、僕が中学生のころだったでしょうか・・・川端康成原作の映画「古都」が上映されました。京都を舞台に裕福な呉服問屋の一人娘と、貧しい北山杉の材木商の娘が双子姉妹、八坂神社で運命的な出会いから始まり、最後はそれぞれの宿命を背負い、ハッピーエンドとはならなかったようです。
情景では伝統と格式を象徴する日本の美を古都、京都に求め、そして人間の縁や宿命を二人の姉妹を通して重く語りかけた作品でした。
主人公は日本の女優を代表する、岩下志麻さんが双子姉妹を一人二人役で演じられていました。当時から僕は岩下さんの大ファンでして、最近の「極道の妻」シリーズまですべて網羅しています(笑)
そんな素晴らしい映画でしたから、平成17年に上戸 彩さん主演でリバイバル上映されたようですが、この映画を見た若い世代の人はどんな印象をもたれたでしょうか。
今年、松江と京都に分かれた双子姉妹の物語りがNHKの朝の連ドラとなっています。僕は一回しか見たことはありませんが、こちらはハッピーエンドを迎える様な感じですね。
夕闇の京都タワーを京都駅から望む(先週京都にて)
NikonD200+Nikkor24㎜F2.8D