敗戦後の日本を必死に生きた親達から、当時は何も無かったと聞かされてきたが、飽食の時代を駆け抜けてきた僕たちは信じられない。そして今、団塊ジュニアの若者達がジャズと言うジャンルで頑張っている。戦後の青春を、ジャズのオアシスで潤ったお年寄り達とも輪がつながっているはずである。
今年もプライベートではあるが、京都の山奥の老人ホームでジャズライブを聞いてもらえる季節になった。耳の肥えた方も多いし、曲目にまつわるそれぞれの人生の思い出や重みは、夜のライブハウスで楽しんでいる僕達とは親しみの度合いも違うと思う。泡のように生まれ露と消える音楽もあるが、大事な旋律は残したい。
難しい話はさておき、ひと時のアフタヌーンライブを心行くまで楽しんでほしい。そして、このライブの為に遥々来てくれるミュージッシャンにも感謝したい。
「5月24日(土) ライフ・イン京都にて」
NikonD40+シグマ18-50㎜F2.8 (1:1Trm)