小学生の孫の春休みに旅行しました。
小笠原島は東京都・小笠原村といって、日本最東南端の島です。
2011年にユネスコの世界自然遺産になりました。
綺麗な海に囲まれ、小笠原ブルーと呼ばれるぐらい素敵な自然の恵みがいっぱいあります。
島の人たちは素朴で、話好きです。
観光業とか公務員、そして農業で生計を立てていると聞きました。
今年は小笠原返還50周年に当たります。
戦争で島の住民は疎開してしまったため、島に戻った人は少なくて、人口の90%は本土からの移住者と言われています。
島の生物、植物には絶滅危惧種や島にしかない固有種の植物があって、自然保護には厳しいですね。
本土(と島の人が言います)から1,000km離れていて、交通手段は唯一大型旅客船の小笠原丸です。
東京の竹芝桟橋から出向すると、島の港に着くまで24時間のとても長い航路をたどることになります。
大型船(11,000t)と言えど、外洋に出ると結構揺れます。
船内のあちらこちらに、ビニール袋がぶら下げられていました。
私たちは島に到着後、すぐに山に登りました。
戦績ジャングルツアーと言って、旧日本軍が作った塹壕、砲台跡を巡るものです。
翌日は、釣り船をチャーターして海釣りにでかけました。
船長さんの目利きが良かったので、良いポイントに竿を下ろして、高級魚と言われるアカハタを沢山釣りました。
釣り好きの孫も大満足。
夕食はその釣った魚を料理してもらって、家族は盛り上がりました。
煮つけ、唐揚げ、フライと満腹。
それに島の名物ジビエ、亀の刺身を初めて味わいました。
馬刺しとマグロの刺身を合わせた淡白なものです。
三日目は、この旅のハイライト、ホエールウオッチングです。
大きなクジラのジャンピングが見られると、期待に胸を膨らませて小さな観光船に乗船しました。
結果は予想に反して、クジラの潮吹きとわずかに背中を揺れる波間に見ただけでした。
おまけに船に強い孫が船酔いし、散々でした。
最後の日は、海洋センターに行きました。
ここでは、アオウミガメを観測飼育していました。
亀に餌をやったり(キャベツ好んで食べていました)、直接子亀を抱っこしたりしたり、とても楽しい自然との触れ合いでした。
(画像はクリックで拡大します)
OLYMPUS TG-5