「油を売る」という慣用句がある。
江戸時代、近江の髪油商人は客と世間話をしながら商いをしていた・・・、
ということを後の世では「無駄話をする」と、怠けている例えとなったようである。
京都の街中、二条城の北に江戸時代後期から続く「山中油店」は,
創業二百年余の老舗で業務用食用油を扱っている。
もちろん無駄話の商いを二百年続けてきたのではない。
れっきとした京都の老舗である。
余談だが、このお店併設のカフェレストランが近所にある。
ここでいただく海老フライ、トンカツ、冬場は牡蠣フライなど
お店の油でからっと揚げたランチは絶品である。
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