京都の春は突然やってきた。例年なら、四月に入ってゆっくりと桜名所を
散策する観光客が増えてくるのだが、もう花盛り。
嬉しいやら、ちょっと焦るやら・・・。
ここは京都・二条・高瀬川。
江戸時代の初め、豪商によって作られた。
京都と大阪を結ぶ私設の運河。
お米や、物資、それに罪人もこの小さな高瀬舟に乗せられていたようだ。
森鴎外の小説「高瀬舟」の舞台にもなった。
またこのあたりには木屋街通りがあって、京都の歓楽街。
大阪に運ぶ材木商が沢山いた。
高瀬川と並んで咲く桜に、空を仰いだハナミズキも加わって綺麗だった。
OLYMPUS XZ-10