ここは僕の家の近くにありまして、時々昼食と食後の読書を兼ねてやってきます。同志社大学・今出川校舎と南北の烏丸通りをはさんで建っている、赤レンガ作りのニューイングランド風の大型施設です。
校舎ではありませんので、学生や一般の人たちが自由に出入りしています。館内には大型ホールがあり、コンサートやイベントが行われています。大学関係の文化芸術関連の研究施設などもあり、一般の人も参加できる豊かな空間ですね。
今年で建築6年目、もともと老朽化した校舎の建て替えで今の施設になりました。「寒梅館」という名も、大学創立者の新島譲氏の思想に関係すると言われています。
この地は、室町幕府の足利将軍の邸宅跡でもありました。そんな関係で、建設工事で発掘された当時の文化財が館内に展示されています。近代と古代が融合し、社会人と学生が一体化するようなお洒落な文化ゾーンなんです。
一階にはカフェ・レストランと最上階にはちょっとお洒落なフレンチがありまして、大文字山を真正面に見ながら食事が出来ます。この日は一階のレストランで定食をいただきました。豚の三枚肉を煮込んだ、沖縄料理みたいでした。
ROCOH GR DIGITAL2