京都の東の鯖街道と云われる、周山街道を駆けてみた。
小雪が舞って、車の間欠ワイパーに振り払われてゆく。
対向車線の車の屋根には、たっぷりと雪が綿布団のように覆いかぶさっている。
高尾の高山寺にさしかかると、雲間に陽が射して気持ちが軽くなってくる。
車を降りて、少し山を散策してシャッターを切った。
訪れる人も無く、静寂が辺りを包んでいた。
間も無く京の山里、京北の町に入ってきた。
あちら、こちらに出荷を待つ北山杉が、磨きぬかれて、まるで玉ねぎの皮をむいたようにテカッている。
ここから、厳寒の小浜湾まで70km余りだ。
フグの養殖が盛んな港街。
一気にアクセルを踏めば、夕方にはのんびりと温泉に癒やされる事も出来る。
お昼は、町の名産、地鶏の炭火焼き丼で、
日本海への旅への憧れが満たされていた。
道の駅にて。
NIKON Df+Nikkor Af-S 35mm F1.8G