ちゅらPHOTO日記(ue)

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2011年 01月 17日

16年目の朝

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阪神大震災、毎年やってくるその日の朝。あの時は、家族で宝塚に暮らしていました。運命が大きく分かれた、朝の5時46分でした。
マンションのコンクリートの箱が、まるでおもちゃ箱をひっくり返したようになりました。あたり一面に散らばったガラスの破片で身動きできません。
水道が止まり、給水車に長い行列が出来ました。倒れた衣装タンスから着るものも取り出せず、寒いからっ風に震えながら、パジャマ姿で列に並んでいた中学三年の二女の姿を思い出します。

京都は昨夜から降り出した雪が、今朝は白銀の世界に変わりました。いやな思い出を、パウダースノーが包み隠してくれているようでした。

(祖父・昭和33年没:愛用の腕時計)

RICOH GR DIGITAL3

by chura-photo | 2011-01-17 08:25 | つぶやき | Comments(9)
Commented by ひとひら at 2011-01-17 13:40 x
震災から10年間くらい毎年1月17日になると、とても気分が悪くなっていました。最初の5年間くらいは本当に吐き気がしたり、その後は軽いうつ状態になっていました。やっと昨年あたりから17日が来ても正面から冷静に向き合えるようになりました。
諸行無常の言葉が実感として感じられます。
ueさんの最後の2行に優しさが感じられました。
Commented by ue at 2011-01-17 17:45 x
ひとひらさん、こんにちは。罹災者の気持ちも様々です。マスコミが「この記憶を風化させないように、云々・・・」ということを聞きますと、無責任だなあと言う感じがします。
嫌な記憶は消したいのは人情ですが、天災に備える気持ちは忘れないようにしたいです。
いつも、ベッドの下にスリッパを隠しています^-^;
Commented by pico at 2011-01-17 21:51 x
あの日を境に仕事やサークルなどの場を失い、一時、喪失感に落ち込んでいたのを思い出します。でも、今は、喉元過ぎればなんとやらで、でも、忘れられるから、明るく生きられるのかも・・・
Commented by ひとひら at 2011-01-17 22:17 x
まったくueさんの言葉に同感です!
今日は震災からの16年間を思い返していましたが人生のほとんどが凝縮したような16年間でした。
たった16年間でこんなにもいろいろなことを体験するなんて。。。人生は面白いものだと達観できるようになりました。
写真は素人でわかりませんがueさんの室内の写真が好きです。暖炉のある喫茶店の写真はプリントアウトして飾っておきたいくらいです。
いつもほっとする綺麗な写真を有難うございます。
Commented by ue at 2011-01-17 23:05 x
あの日に遭遇された皆さんは、言葉で言い表せない沈みゆく錘があって、その錘に釣り合う浮きをつかんだ人が、なんとか今まで精神的に生き残ってきました。
 これを幸運と言うか、命を運ぶ運命と言うか、答えが出ないまま、これからも毎年この日を迎えることとなりましょう。
 僕の写真を綺麗と言ってくださる幸せは、有難く心に納めさせていただきます。
Commented by fundmoneyじゃん at 2011-01-18 01:50 x
ueさんも被災の経験者なのですね。私の場合は古い借家(母親名義)と実家がが全壊して、母親の病院代に充てていた不動産収入がゼロになりました。以後、私の収入で母親を看ていますが、月20万円の費用を一人で負担するのはきついですね。

と云っても借地に絡むトラブルが地震のお陰で一気に解決したのが不幸中の幸いでした(笑)。
Commented by ue at 2011-01-18 08:21 x
じゃんさん、年金だけでは人間らしい生活が出来ない時代ですね。
「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という日本の憲法を、我々が忘れ、国もそれを良いことに「船頭多くして、船山に登ってますね^-^;」
Commented by SHIN at 2011-01-18 08:27 x
わたしはその時は大阪で被災しました。
家具が吹き飛び、床中食器の破片が散らばっていました。

ヨメの実家の西宮では100m向こうで新幹線の線路が落下し、周りの家の3割が崩壊していました。
その実家では家具が吹き飛びましたが家族は無事でした。

いつも、ベッドの下にスリッパを隠す。。。被災者の知恵ですね。
Commented by ue at 2011-01-18 08:46 x
京都の市営地下鉄の各駅に設置してある自販機は、震災時には無料になります。
(知らない人も多い・・・)


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